中将棋次の一手問題 その2

昨日に引き続き、中将棋次の一手問題です。

 
 


 
 
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正解は
11三龍馬成 です!

正解手順は以下の通り。

【正解手順】

竪行を取りつつ馬を成る11三龍馬成は一見無謀なようですが、相手からすると11三のマスに効いている駒が7三の飛車しかありません。
そして、相手の獅子がいる7六に効いている(足がある)駒もまた7三の飛車しかありません。
2手目11三同飛車としてしまうと、相手の獅子の位置に効いている駒がなくなってしまうので、しめしめとこちらの獅子で獅子を取ることができ、大優勢です。

2手目で相手が11三同飛車とせず獅子を逃げるような手を指した場合、こちらは次に悠々と角鷹を引き上げます。
こちらは龍馬→角鷹の戦力アップ
相手はタダで竪行を失い戦力ダウン
となり、やっぱり大優勢です。

単に獅子を追う手を指すとこのような進行になります。

【失敗手順】

悪くはありませんが、単に獅子を逃げられて戦果としては良くも悪くもなく…となります。
正解手順に比べると大きく見劣りしてしまいます。

 
 

いかがでしたでしょうか。

余談ですが、この問題は昨日のその1の局面を改造した捏造局面です。
私は相手側を持って指していたのですが、3十一の龍馬と2十二の奔王の斜め効きで11三の竪行を狙われる形が非常に恐ろしく、かといって解消するような手を指すタイミングもなかなかなく、苦戦していました。
そのことが強く印象に残っていたので、次の一手問題として活用してみました。

また良さげな局面が出てきたら、次の一手問題を作ってみたいと思います!

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